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「愛でるだけでなく使うため、オークでできた作業場所 」BO BEDRE 10月号2020

"ej kun for øjet et værksted i egetræ"


映画館Øst for Paradisのディレクターである

Line Bjørn Daugbjerg

Christensenと俳優Esben Smedが愛する、彼らの新しい

キッチン。料理にインスピレーションを与える場所を求めた

彼女と、“木のオタク” の彼。


「金色がかったオークが、毎日幸せな気持ちにさせてくれます」Line Bjørn Daugbjerg

ChristensenとEsben Smedは、彼らの新しいGarde Hvalsøe社のキッチンについてこう話す。 キッチン上の照明はAnour社製。ふたりは時間をかけて、地面から浮かんだキッチンの印象を邪魔しないぴったりの照明を選んだ。鳥の絵はEsben Smedお気に入りのアーティスト、Troels Carlsenの作品。キッチンカウンターの上の小さな作品は、Egon Schiele作。リビングに見えるのはWegnerのアームチェアで、ふたりがLineの姉夫婦に借りたもの。



生きるべきか、死ぬべきか。コペンハーゲンのデンマーク王立劇場で上演中のシェイクスピアの有名な悲劇の中で、ハムレットはこう言う。「生きる」とは、今まさに存在するということだが、それが具体的に表現されているのが、彼らの新しい家のリノベーションが始まったときのお話である。 ハムレット役、Esben Smedの相方に聞いてみよう。「私は仕事中で、Esbenが壁を1枚壊す約束になっていました。私が家に帰ってみると、壁は4枚も壊されていて……。彼はいつもこうなんです」そう言ってLine Bjørn Daugbjerg Christensenは笑っている。

「そう、smadremanden(デンマークの有名なコメディアン)が通っていったんだよ」とEsben Smedは微笑む。彼らがこの家を購入して2年が経とうとしているが、まだやることはたくさん残されていて、家のほかの箇所はまだリノベーション中だ。ほとんどのデンマーク人と同じように、彼らの春もコロナパンデミックの影響ですっかり様変わりしてしまった。彼女はディレクターとして、オーフス中心部にある映画館Øst for Paradisを閉めなくてはいけなくなったし(幸いにも現在は再開している)、彼はというと舞台芸術における最もアイコニックな役、ハムレットを演じ始めていた。同じ時期に彼らの新しいキッチンが完成したのだが、それまでの間、この小さな4人家族は庭のたき火で料理をし、ユーティリティースペースに臨時のキッチンを設置していた。彼らの新しいキッチンは、ミリ単位の精巧な作業の末にできた、気品あるオークのスタジオである。細部を見てみると、引き出しから引き出しへと木目が続くように気が配られている。

「私たちはキッチン市場をリサーチし、木製のキッチンに狙いを定めました。もともとキッチンは自分で作る計画だったので、私は仕掛けを盗み見するためにキッチンショールームを訪れていました。けれど私にはオタクっぽいところもあって、結局、自分では決してできないほど綺麗な仕上がりの、木工職人が作ったキッチンを購入してしまいました。私は残念ながらそこまで器用ではないんです」そう話す Esben Smedは、Line と一緒にGarde Hvalsøe社のオーク製キッチンを選んだ。彼はその新しいキッチンの生産背景に惹かれ、 Gribskovにある工房の職人を訪ねて、キッチンがどのように出来上がるのかを見てきた。

「職人の方とお話ができたのは素晴らしい体験でした」通常よりも値段が高く、高品質のキッチンを選んだ Esben Smedはそのように語る。彼曰く、「しばらくの間オートミールばかり食べないといけませんね」とのこと。

グルメなLineがいるので、そんな心配はいらないだろう。最近ではセビーチェなど、ペルーやチリの南米料理が食卓に並んでいる。彼女は好奇心が旺盛で、熱心に新しい調理法や材料にチャレンジしているのだ。彼女は、食は経験するもの、という家庭で育った。

「たぶん私が覚えている最初の香りは、醤油と唐辛子で、生パスタも小さいころ家庭で食べていました」と彼女は回想する。

「今からmedisterソーセージ(デンマークの伝統的なソーセージ)を食べるところなんです」と、ガスコンロの上で作られているソーセージを高く評価しているEsben Smedは言う。

「このキッチンは美しいです。でもキッチンだから使わないと。そして時を経て味わい深くなっていくのです」そうふたりは声をそろえる。ただ、Esbenに白状させると、彼は木がかわいそうなので、キズがついたらオイルを塗ってあげたいのだと言う。彼は本当に木を愛しているのだ。





キッチンはダイニングから少し高い位置にある。キッチン家電やクロスなどの場所を確保するため、床下も収納場所として活用。写真左はTroels Carlsenの作品。キッチンは飾るためだけでなく、毎日しっかりと使われるべきだ。子育て中の家庭においてQuookerは、何かをすぐに沸かしたいときの助けになる。このカップルは、部屋のあたたかい雰囲気に合うよう真鍮を選んだ。大理石のカウンターはGarde Hvalsøe社で見つけた。選ぶべきはIHかガスか?ほとんどのプロのシェフが好むという理由でガスを選んだ Line の選択が、このキッチンの志の高さを物語っている。

ガスコンロは Pitt社。







“もともとキッチンは自分で作る計画

でした。けれど私はオタクっぽいところがあるので、結局、木工職人が作ったキッチンを購入したのです”




















LINE BJØRN DAUGBJERG CHRISTENSENとEsben Smed、

キッチンへと続く階段にて。

ヘリンボーンの床はNordparquet社製でキッチンのインテリアに統一感を持たせる。 LINEとESBENの子供たち、IrisとSiriusは、遊んだり母親の手伝いをしたりするためにキッチンによくいる。オーブンと天井の換気扇は共にGaggenau社製。このキッチンの配置は、外にある庭とこの空間を自然とつなぎ、光や風通しの良さをもたらしてくれる。





<BO BEDRE 2020年10月号>

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