「スウェーデンスタイルのクリスマステーブル」BO BEDRE 2019年11月号
"her er julebordet dækket med Svensk stil"

デザイナーのCamilla Rosen氏はスウェーデン出身。クリスマスになると、彼女は思い出がたくさんのあるスウェーデンの飾りものを飾り付けする。クリスマスは故郷のスウェーデンの思い出がもっとも強い時期である。自分がデザインしたものもある彼女のシンプルスタイルの家ではクールな飾り付けがピュアなスタイルに良いアクセントになっている。

クリスマスのテーブルセッティングはステキなグラステーブルで。Camilla自身が卓上の金属カトラリーや金属のダイニングテーブル用の椅子をデザインした。それほど大きくないダイニングルームでのシンプルなデザインは軽い雰囲気をもたらし、光もたくさん注ぐ。食卓の上の照明ペンデルはAlma、Wästberg社から。黒色のフロアスタンドはBolia社から。
デザイナーのCamilla Rosen氏はよく売れているC/ROブランドをデザインした。
クールでありながらエレガント、それはCamilla Rosenのクリスマスのテーブルセッティング

テーブルセッティングはシンプルなスウェーデンスタイルで、特徴のある上品のグレイ色がよく目に入る。丈夫な白色のプレートがAstier de Villatte氏がデザインしたもの、CasaShopから。Artilleriet社からリネンのナプキンの上にはスウェーデンの伝統的なクリスマスクッキーが飾ってある。カトラリーや小さなビンテージグラスはCamilla氏の祖母からの引き継いだもの。ビンテージのシャンパングラスはフランスやイタリアで買った。

キッチンではホットワインの準備中。アマリリスの入っている花瓶はCarina Seth Andersson氏がデザインし、Skrufクラス工房で作られ、Svenskt Tennから。大理石の台がある大皿はCamilla氏自身がデザインしたもの、C/ROで購入できる。シャンパンボールはビンテージ。

リビングルームの隅っこにはCamilla氏がデザインした小さなテーブルの上にクリスマスツリーが置いてある。Flos社からのAchille Castiglioni氏がデザインしたTacciaランプやLyngby花瓶はテーブルと同じよう縦溝彫りの模様。花瓶はCarina Seth Andersson氏がデザインし、Skrufクラス工房で作られ、黒色の彫刻はSofiaTufvasson氏がデザインしたもの、両方は C/ROで購入できる。
スウェーデン出身、インテリアデザイナー兼ね家具デザイナー、C/RO,社を経営しているCamilla Rosen氏はコペンハーゲン中心部の6階のマンションでクリスマスを楽む。
「このマンションやベランダから夏も冬も、素晴らしい景色をエンジョイしながら創造力をかき立てる。ベランダは、夏が植物、冬はランタンにろうそくを入れ、季節感を身近に感じる」とCamilla氏。
マンションを購入した際、部屋が暗くて、殺風景だった。しかし、父の助けを借り、壁を壊したら、新しいキッチンやバスルームを作り、全体塗装の完全リフォームをし、マンションが完璧なかたちに生まれ変わった。
「近所に雪が降った後、特に早朝は魔法がかけられたような風景に変わる。ベランダに座って、そのような真っ白な冬の風景をみると、私は本当のクリスマス気分になる」
12月になると、Camilla氏はいつも、普段会えない友人をシャンパンランチに招待する。
「仲の良い友人の一人はニューヨーク、一人はノルウェーの北部、一人はイタリアに住んでいるので、会うときは国際的な集まりになるが、全員はシャンパンが大好き」とCamilla氏が言う。
例年通り、Camilla氏はクリスマスイブをスウェーデンの実家で過ごす。クリスマスディナーはスウェーデンスタイルの豪華なクリスマスビュッフェ。
「スウェーデンで家族と一緒に時間を過ごすと、コペンハーゲンの忙しい日常から離れるから、とにかく落ち着く。私は穏やかな時間を楽しんで充実に過ごす。そこで新年のため充電する」とCamilla氏が言う。
Camilla氏は祖母の豪華なクリスマスビュッフェをよく覚えている。家族全員にとってそのクリスマスは特別な時間だったので、自分は将来、同じようなクリスマスを設けたいと思う。
「祖母はクリスマスやその時期の行事が大好きだった。彼女のクリスマスビュッフェはほんとうに豪華だった。それにホットワイン、もみのきや甘いライス粥も備えた」とCamillaが言う。
クリスマスビュッフェはニッシン、サーモン、クローブ入れのクリスマスハム、伝統的な料理の孔子アスピックに酢漬けのビーツ、ヤンソンの誘惑、ミートボール、スペアリブ、ソーセージやレッドキャベツサラダ。デザートとして数多くのケーキに様々なチース。Camilla氏のクリスマスのテーブルセッティングはスウェーデンのシンプルなスタイルに国際的なアクセントを入れる。
「私のデザインやインテリアは常にシンプルなものを取り入れている。スウェーデンのクリスマス飾りはとてもシンプルや正直なものが多いので、それは私のテーブルセッティングに大きなインスピレーションになっている」とCamilla氏が説明する。
Camilla氏が家族から引き継いだものは特に大事にしている。遠くに暮らしている家族と一緒に過ごした時間を思い出させるからだ。そのため、彼女の家族歴史を語るものを囲まれる生活を大事にしている。
<BO BEDRE 2019年11月号>